入れ歯製作に「自信」があります。その「根拠」をお伝えします
「ガタガタして安定しない、噛むたびに浮き上がったり、外れたりするんです」
「入れ歯が歯肉に当たって、痛くて噛めない」
「食べたものが入れ歯の中に入ってしまう」
「何回調整しても入れ歯が合わない、何個作っても入れ歯がしっくり来ない」
「軟らかいものばっかり食べてるんです」
このような悩みを抱えて当院にいらっしゃる患者様が多くいらっしゃいます。
皆様、相当悩んでいることがこちらにも痛いほど伝わってきます。
冒頭でもお伝えしましたが、「入れ歯が合っていない」ので様々な問題が生じます。
つまり、「合う入れ歯」を製作することで入れ歯の問題の多くは解消します。
それではどのように入れ歯にかかわることで「あなたに合った入れ歯」が製作できるかを紹介します。
Point1「圧倒的な症例数」に裏付けられた知識と経験
入れ歯には製作するための様々な「理論」があります。
その理論に基づき入れ歯を製作することで「一時的な」一定のクオリティは担保できます。
しかし、お口の状態は年齢と共に、もしくは噛み合わせ、歯並び、舌・頬の筋肉の状態により、刻一刻と変化しています。つまり、理論だけでは解決できないことも多く、知識・経験に基づく柔軟な判断が非常に大切になります。
このことを術者側が強く認識していなければなりません。
合わない入れ歯が出来上がってしまうのは、まず術者側のこの部分の認識の違いがあります。理論も大切ですが、「人のお口の状態は変化する」。これを基本に置き、事前に変化を予想した上で入れ歯の設計等を考えること。これがプロとしての最低限の姿勢と私は考えます。
柔軟な判断はこれまで蓄積された「経験」からしか生み出されません。
基本と応用、そして各種理論をしっかり把握した上で、初めて、患者様の状態に応じた適切な判断・行動が可能になります。
Point2診断用義歯を利用し、「理想の形態」を探る工程(総入れ歯)
良い総入れ歯の条件は様々ありますが、入れ歯の一番の役割である「しっかり噛めて」「長持ちすること」が大切になります。
これを達成させるためには、様々な精度の高い工程を踏む必要があります。
その中でも大切な工程は「噛み合わせの調整」です。
一般的な入れ歯製作では、上下の歯型をとって入れ歯を作成しますがそれだけでは十分とは言えません。なぜなら、その状態で作られた入れ歯は、「何もしていない状態」に合わせた入れ歯だからです。もっと言ってしまうと「お話をしている状態」「食事をしている状態」の顎の動き・筋肉の動きを反映させていない入れ歯ですので、どうしても問題が生じます。
これがしっかり反映されていないと、どんなに高価な金属を使った入れ歯であっても「痛い・噛めない・外れる」入れ歯が出来上がってしまいます。
当院では、この普段の生活で生じるお口の様々な動きを「診断用義歯」というものを利用し情報を収集していきます。
ここまでご説明すると、「どのようにして普段の生活のお口の動きを、入れ歯に再現するの?」と疑問に思われる
と思います。
従来法の入れ歯では、すぐに型をとって入れ歯を作成しますが、当院では、まずは本番用の精密な自費の入れ歯を作成する前に「診断用義歯(リハビリテーション用の義歯)」を作成し、それを普段の生活で装着していただき、その情報を元に、問題箇所を随時改善していきます。
この改善を複数回行うことで、お口にあった入れ歯の構造が判明します。
その構造を本番用の入れ歯に反映させることであなたに合った入れ歯が完成します。
つまり、診断用義歯(リハビリテーション用の入れ歯)で本来あるべきお口の状態に改善したあとに初めて本番用の入れ歯を作成していきますので、当然、非常に安定した入れ歯が出来上がります。もちろん入れ歯をセットした後の微調整も大切になります。
下記の画像はリハビリテーション用の入れ歯です。
これをまずは作成し、お口に一定期間装着し日々の生活を送っていただきます。
このリハビリテーション用義歯には特殊な加工がされています。下記の赤枠部分です。
食事などにより「噛む」動作をすると、その時点での噛み合わせの位置が判明します。
その噛み合わせに、合わせるように入れ歯を調整していきます。これを何度か繰り返すことで、最終的にはその方にあった噛み合わせの位置が判明します。
この段階で全ての情報は治療用義歯に反映されていますので、患者様の中には「この治療用義歯で十分です」とおっしゃってくれる方もいます(笑)。
後は、この治療用義歯と寸分たがわぬ本番用の入れ歯を作成し完成となります。
Point3「東海地方随一のクオリティ」を誇る歯科技工所との連携
入れ歯はドクターの診査診断結果に基づき「歯科技工士」が製作していきます。
その歯科技工所をご紹介します。
部分入れ歯/審美義歯の担当技工所 ジョエル
代表技工士 久野富雄
1975年~78年 |
名古屋デンタル学院 非常勤講師 |
1977年 |
国際デンタルアカデミー 優等賞 |
1980年~89年 |
東海歯科医療専門学校 非常勤講師 |
1985年~現在 |
日本歯科技工士会生涯研修講師 |
1993年~98年 |
東海歯科医療専門学校 非常勤講師 |
1996年~98年 |
日本歯科技工士学会幹事、日本歯科技工士会生涯研修中央部委員 |
1997年~98年 |
第3回国際歯科技工学術大会運営委員 |
1998年~04年 |
名古屋デンタル学院 非常勤講師 |
1998年~04年 |
パラゴン社公認インストラクター |
2008年~現在 |
愛知県歯科技工士会 専務理事 |
2009年 |
(社)日本口腔インプラント学会認定専門歯科技工士 |
また、良い入れ歯を製作するための様々な設備も充実しています。
3Dサベイヤー
部分入れ歯の「設計」をする上で、残存している歯に対して、どの位置にどのような入れ歯の装置を使用するかを決定することはとても大切になります。その際に、「サベイヤー」という機器を利用するのですが、一般的に使用されているサベイヤーは
一方向のみしか測定できないものが多いのですが、私達は『
見た目の美しさ』を考えた入れ歯を製作する為に、通常のサベイヤーでは難しい、
3Dサベイヤー(IBAシステムサベイヤー)を用いて入れ歯の設計をしております。
イボカップシステム
イボカップシステムは、3トンの圧力に耐えるフラスコと重合収縮を補うことができる方法で、重合中にレジンに圧力をかけて、収縮を補正しながら
精度のよい義歯を作ることが可能な方法です。イボカップで製作された義歯は
強度が強く、
透明感にも優れ、
重合精度が高く、
長い仕様にも変質しません。
レーザー溶接機
入れ歯のメンテナンスで利用します。これを利用することで、本来であれば作り直しになる金属床であったとしても、作り直すことなく修理が可能になります。このようにして、設計から使用後のメンテナンスまで、患者様の要望に出来る限り対応できる体制を整えています。
Point4口元の美しさも調整し、「あなたらしい美しさ」を表現します
歯は皆様が思われているよりも「個性」があり、その方にあった「形態・色」が存在します。そして、その個性を最大限表現することで、あなたの理想の口元に可能な限り近づけることができます。
分かりやすい例として「歯の形態」の違いよる印象の変化をご紹介します。
ナチュラル型
日本人に多いタイプで、前歯の先端が直線上にある歯と、ない歯とが混在しています。
最も無難で自然な歯並びです。口を小さく見せる効果もあり、若々しい印象を与えます。
ストレート型
白人に多いタイプの歯並びで、前歯の先端がすべて直線上にあるので、
口元をくっきりと強調することができます。
クローズ型
日本人の女優さんに多いタイプの歯並びです。前歯の先端はすべて直線上にありますが歯と歯に多少の重なりがあることが特徴です。
女性的な印象をもっと強調したいという人に向いていると言われます。
スマイルライン型
下唇のラインと前歯のラインが平行になっているのが特徴です。
世界的に好まれる並びで、ハリウッドスマイルとも呼ばれています。
このように「歯の形態」の微妙な違いによって、その人の印象を変えてしまう事があります。
また、色に関しましても、お洋服と同じように人によって似合う色、似合わない色が存在します。その方に適した配色にすることで目や肌を美しく見せることが出来るのです。
当院では、患者様一人一人に話を聞きながら、その方の希望、そして個性をしっかりと把握し、入れ歯を作成しています。
Point5難しい症例においては、入れ歯セット後の「精密な調整」
技工士さんが一生懸命に作ってくれた新しい入れ歯でも、小さな入れ歯や、入れ歯の両側に天然歯があり、しっかりとバネがかかっている入れ歯などは装着後の調整はあまりいりませんが、そうではない難症例の場合は時間をかけてしっかりと調整していきます。
調整は主に「噛み合わせ」「入れ歯と歯茎が触れる、入れ歯の裏側の部分の調整」の2つを行っていきます。
難症例ほど、しっくりくるまで
慎重な「噛み合わせの調整」が必要
お口の中に入れ歯をはめると、物をぐっっと噛んだ時、歯は20μ(1000分の20mm)ほど沈みます。歯茎の方は、普通の歯茎では200μ(1000分の200mm)、柔らかい歯茎は2mmも沈みます。
専門的な話をしてしまいましたが、ここでお伝えしたいことは、物を噛んだ時、歯と歯茎にかかる力はお口全体に一様な力がかかるわけではないということです。
力がどこか一部に集中してしまうと、痛い、外れるという症状や、一部の歯に力がかかりすぎることで、その歯が噛むために揺さぶられ、グラグラしてきてしまうということがおきます。
この調整が完了することで、左右全体が均等に噛めるようになり、アゴの動き、運動もスムーズにできるようになります。ここまで来て、初めて入れ歯の本来の機能を発揮できるようになります。