6月勤務医勉強会
6月は大阪で行われた国際インプラント学会に参加してきました。
15年ほど前には成功症例だったインプラント治療も、近年では患者さんの意識が上がり、失敗とみなされることが増えてきました。その1つが、審美的要求です。
健康面でのゴールは動揺がない、咀嚼できるなど、ある程度世界的基準が決まっています。しかし、審美的な要求については、患者さん一人一人違ってくるため、より術式が複雑になり、特に軟組織を自在にコントロールすることが必要となってきました。
今回はその軟組織のコントロールについて基礎的なポイントから最新のテクニックまで、解説していただきました。
講義の時間が短かったので、急ぎ足ではありましたが、非常に興味深い内容でしたので、再復習して今後の臨床に生かしていこうと思いました。
6月は、院内での症例検討会を私が担当させていただきました。
当院では、定期的に症例検討会を行っていて、歯科衛生士や管理栄養士のスタッフにも参加してもらい、医院全体でのスキルアップを目指しています。
日頃診療に取り組んでいますが、自分の症例をしっかりまとめて発表することで、自分の診療を見直し、なぜここが虫歯や歯周病になったのかと改め原因を考えるとても良い機会となりました。
今後も、こういった勉強会を通して成長し、より良い治療を患者様に提供できるよう努力を続けていきます。