上下に精密金属義歯を入れた症例
この患者さんは、残っている下の歯がついにグラグラになり、食事が取れなくなったためについに来院されました。
残っている歯が重度の歯槽膿漏のため、使うことができないので、患者さんとの相談の結果、上下ともに総入れ歯にすることにしました。
今まで入れ歯をいれたことがなかったので、まずは仮の入れ歯を入れて、気になる所を調整したり、大きいと感じるところを削ったりと試行錯誤を繰り返し、はめられる様になるまで調整を繰り返しました。
この段階では、仮の入れ歯の下にクッションを引いて、患者さんのお口の中の形にピッタリ合った入れ歯を作り、最終的な入れ歯の形に近づけていきます。
入れ歯が落ち着いたところで、前歯の形を患者さんの顔貌に合わせて行くことと、奥歯のかみ合わせを整えるために、もう一回仮の入れ歯を作りました。
仮の入れ歯は、奥歯のかみ合わせを整えるために、引っ掛かりのない平らな歯にしてあります。
そうすることによって、筋肉がほぐされて患者さんが本来咬みたい位置で咬めるようになるため、良く咬めるようになったり、入れ歯が外れにくくなります。
そして、ついに上下の顎に精密金属義歯が入りました。
入れ歯を入れて若々しくなり、患者さんは笑顔がとても多くなったように思います。
この患者さんの場合は、ソフトデンチャーにしなくても入れ歯のくっつきがよく、大きなお口を開けても外れなかったので、『しっかり咬める』と言っていただき、大変満足していただけました。
精密入れ歯・審美入れ歯治療の標準的な金額は、片顎・税別35万円になります。
ケースによってはこれを超える場合があります。
それ以外の詳細なことは『料金表』を参照ください。
稀に、外れたり、割れたりすることがあります。
尚、問い合わせは『問い合わせフォーム』からお願いします。